ブラックフライデー後の街はすっかりクリスマスづいています。
街中に設置されたイルミネーションが点灯、お店のショーウィンドウはクリスマス仕様ですし、マルシェ・ド・ノエルも始まりました。そぞろ歩くのも楽し、もちろん日が暮れ後はさらに。
寒い日が続いていますが、普段より少し浮かれた気分でいつもの道を散策しています。
さて、そろそろうちもクリスマスツリー (サパンノエル) を設置しなくては…。フランスにも、もちろん人工のクリスマスツリーもありますが、私は断然、生木派ですね。というわけで最寄りの園芸店へもみの木を買いにやってきました。
小さなものから大きなものまで取り揃えております~。
スーパーにも売っていますが、形が良いものを選ぼうと思ったらやはり園芸ショップまで行かないといけませんね。
サイズも品種も値段もさまざま。ひとしきり売り場を一周した後、大体この辺りかしらと、いくつか目星をつけたもみの木を見比べます。自宅の空きスペースを考えながら、じっくり厳選。
サイズと好みの枝ぶりのものを選んだら定員さんを呼んで、取り出してもらいます。
今回はおよそ125センチメートルのものを。
店員さんに、網マシン?のところまで持って行ってもらい、もみの木を網の中に納めます。こうやって枝を畳んでボリュームダウンさせることで、運びやすくなります(網の中にすっぽり入った写真を撮り忘れてしまいました)。
これを見るも毎年の楽しみ。
それを見ながらはたと気づいたのが、おそらく森から卸売市場、そして販売店にトラックで運ばれてくるのにも一つ一つ網に入れられて、網からだして展示され、購入が決まればまた網の中に入ってそれぞれの家へ運ばれていくのだろうなあ…ということ。
これって、使用されるのは年に一度のおよそ1か月間とはいえ、欠かせないマシンなんだなあと、当たり前のことに思いを馳せていました。
さてこのもみの木、切りだされてクリスマス後には廃棄されるのでエコロジーじゃないという論争がありますね。
たいてい、1月初旬に町や市の回収場所に、指定期間にぞろぞろ持っていくことになります。
私が購入したお店では回収もしており、木を細かく粉砕して再利用するそうです。自宅に暖炉がある方は、乾燥させて保管しておき、薪として火にくべるとのこと。
というわけであからさまにエコロジーに反しているとは思えないですが、考え方は人それぞれでしょうか。
もみの木の生産者もいらっしゃいますし、 これも一つの産業と言えると思います。
でもこれから時代、本物のもみの木のクリスマスツリーというものは、消えゆく文化になってしまうのかもしれません。
生木のクリスマスツリーは、つやつや自然の緑色でやはり美しいです。ときどき、霧吹で水をかけてやります。クリスマスシーズン、そして年明けまできれいに保てますよ。
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